令和3年度 第1期定例研修

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 令和3年10月6日(水)午後1時30分より第1期定例研修を寺井地区公民館にて開催しました。研修テーマは「地方再犯防止推進計画と保護司適任者確保について」で金沢保護観察所主任保護観察官の窪田氏に講義をしていただきました。

 再犯防止のためには、社会で孤立させない円滑な社会復帰に向けた支援と共に、地方公共団体における再犯防止施策の責務が必須となります。このため再犯防止推進法第8条第1項により、都道府県及び市町村は地方再犯防止推進計画を定めるよう努めなければならない、ということでした。

 これに伴い、小松市は2019年に「リ・スタート」計画(再犯防止計画)を策定しています。全国の1718市町村のうち、計画策定済みは71団体(令和2年10月時点)。石川県内では小松市のみとなっています。この推進が安心安全な地域社会の実現に寄与していくものと思われます。

 

 犯罪や非行に陥った人の更生を任務とする保護司。法務大臣から委嘱を受ける非常勤の国家公務員となります。近年、そのなり手確保が困難となり、全国の保護司数は年々減少傾向にあり、その平均年齢も上昇、76歳以上を再任しない定年制のため、今後10年で約半数が退任となるそうです。小松能美保護区においても定数62名のところ、現在55名。欠員7名となっています。

 そこで、保護司適任者確保の取り組みが必要となってきます。当保護司会は、保護司活動をお試しで体験していただく、インターンシップの推進、新任保護司の負担を軽減させるため、先輩保護司と2名で担当するという複数担当制の推進等、様々な取り組みを行っています。

 

 

参加保護司 30名

 

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