令和7年度 第2期定例研修

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R7.8.28小松能美保護区保護司会第2期定例研修

 令和7年8月28日(木)午後1時30分から能美市寺井地区公民館にて、第2期定例研修を開催しました。「嗜癖的窃盗について」をテーマに金沢保護観察所 窪田由紀子担当保護観察官に講義をしていただきました。

 本研修で、嗜癖的窃盗にはどのような特徴がみられるのか、私たち保護司が処遇者として対象者にどのように関わることができるのかを学習しました。

R7.8.28小松能美保護区保護司会第2期定例研修2

 
 嗜癖の中には、薬物やアルコールなどの物質の使用を繰り返すものと、ギャンブル、窃盗、性犯罪等の行為を繰り返すものとがあります。
 万引きを主とする嗜癖的な窃盗を繰り返す人の多くは、もう止めたいという気持ちがありながらも、万引きの衝動に支配され、その行為を繰り返してしまうそうです。
 
 万引き常習者には、摂食障害が発展して万引きを繰り返す人、65歳以上の高齢者で特に認知症が疑われる人、万引き行為そのものに依存している人などがいて、窪田観察官に各種事例の説明をしていただきました。
 
 当保護区にも嗜癖的窃盗に該当する対象者がいました。当日は、その担当保護司の経験談を聞くことが出来ました。当時感じた事などを話され、病気であるが故の処遇の難しさ、対象者とその家族に寄り添われていたことや苦労されていたことがよくわかりました。

 最後に、「スイッチが入ると止められなくなる、やめられない」これが嗜癖的窃盗の特徴。必ずその引き金になるものがあり、危ない状況への対処が必要になってきます。その「引き金」への対処の法則「アサーショントレーニング」というものがあることも学びました。

 

参加保護司 28名

 

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