「更生保護関係3団体のつどい」を開催

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 第72回社会を明るくする運動の期間中に開催を企画した「社会を明るくする運動小松能美市町民のつどい」が新型コロナウイルス感染症の影響で中止となっていましたが、開催内容を見直し令和5年3月4日に小松市第一地区コミュニティセンターで、更生保護関係3団体の関係者によるつどいとして開催しました。

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 つどいの開催に際しオープニングでは、当保護区の元山会長が所属するオカリナ倶楽部「九谷の風」の爽快な演奏があり、暖かい春がもうすぐそこまで来ているという感覚になり、会場がとても和みました。続いて令和3年度に応募された作文から、県の優秀作品として受賞した小松市内の中学生の2作品が保護司の代表により朗読されました。そして、開会のあいさつの後、金沢刑務所の教誨師として被収容者と向き合っている当保護区保護司、柿原 勧氏の講演がありました。

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 柿原氏は、教誨師とは更生施設に収容されている被収容者と向き合いながら、各教宗派の教義に基づき、徳性を涵養し、人間性の回復を図る働きかけを行うことであるとし、相手と通じ合い、向き合うことの重要性についてお話をしていただきました。全ての人が持っている善悪が何かのきっかけで罪を犯してしまい、悪い事をした人となる。社会から隔離された中での規律正しい生活をして、改善更生に努めている罪を犯した人を人として導くために、諭すことの難しさを知ることができました。

 更生保護活動は、まだまだ保護区内の市町民には浸透していない状況にあります。保護司は、罪を犯した人の改善更生を図る保護観察と社会から犯罪を無くしていくための犯罪予防活動の二本柱で今後も活動していくこととしています。更生保護3団体が手を取り合って行政と連携して、地域のチカラで罪を犯した人を社会において温かく迎え入れて改善更生を進めて行くことが重要となっています。

参 加 者

小松地区更生保護女性会 11名 能美地区更生保護女性会 5名 小松能美地区BBS会 3名 保護司 31名