令和6年6月29日(土)午前9時45分から、第74回社会を明るくする運動小松能美地区住民大会を開催しました。
本大会の目的は、今年も犯罪のない社会を願って、74回目となる社会を明るくする運動を展開し、能登半島大地震による県下の厳しい現状、被災された多くの方々に向けて早い復旧と元の生活が戻ることを願い開催しました。
主催は、社会を明るくする運動小松能美地区住民大会実施委員会(小松能美保護区保護司会 小松地区更生保護女性会 能美地区更生保護女性会 小松能美地区BBS会で構成)。石川県小松市團十郎芸術劇場うららで式典が行われ、司会は上坂典子アナウンサー、オープニングセレモニーに小松市立高等学校合唱部による「おおシャンゼリゼ」と「いのちの歌」の合唱、総理大臣メッセージ伝達、記念公演として世界的なピアニスト西川悟平氏をお招きしトーク&ピアノコンサートを開きました。
式典では、当保護司会会長 和田愼司が開式の辞を述べ、犯罪予防活動部会長の福島日出夫が内閣総理大臣のメッセージを読み上げました。そして、3市町の市長 町長、市町議会議長にメッセージを手渡しました。
来賓として宮橋勝栄小松市長、井出敏朗能美市長、田西秀司川北副町長、東浩一小松市議会副議長、田中大佐久能美市議会議長、西田時雄川北町議会議長、山本民夫小松市教育委員会教育長、木下浩明能美市教育委員会教育長、西田誠一川北町教育委員会教育長、干場由紀夫小松警察署長、三角 元金沢保護観察所長にご臨席を賜りました。
式典が終了し、西川悟平氏の記念公演が始まりました。 西川氏に公演を依頼することになったきっかけは、機関誌「更生保護」1月号に彼の随想が掲載されていたからです。この文面に感銘を受けた当保護司会会長の和田が、熱烈オファーをかけ、多忙の西川氏に快諾をいただいたのです。こんなに朝早い公演は、人生初だそうです。
下記のリンクをクリックすれば随想がご覧になれます。
西川氏は、20代半ばでニューヨークでデビューを飾りキャリアを積む中、突然ジストニアという難病にかかりました。診断した医師全員から「もう一生プロとしてはピアノは弾けない」と断言され、一時はどん底を味わわれました。でも諦めずに懸命にリハビリをして、現在では7本の指でピアノを演奏し活動されています。
公演は壮絶な人生の経験をユーモアを交えながら語られ、ピアノ演奏→立ち上がってトーク そしてまた演奏と、抜群のトークセンスで会場を笑いの渦に巻き込みました。こんなに楽しくて、力強さと優しさが伝わってくるピアノ演奏会は初めてでした。
コンサートの最後に、西川氏と小松市立高等学校合唱部とのコラボ「ふるさと」の合奏がありました。西川氏の伴奏で合唱。高校生たちにとって、夢のような共演だったと思います。美しい歌声と情熱的で優しい伴奏に会場が感動で静まり返っていました。
「夢を持ち続けると奇跡は起こる」西川氏の想いが伝わるコンサートでした。
公演終了後、能美地区更生保護女性会の新川淑恵会長にご挨拶をいただき閉会となりました。
参加者総勢 245名
来賓11名 小松市立高校合唱部15名 一般54名
小松地区更生保護女性会55名
能美地区更生保護女性会73名
小松能美地区BBS会 4名
小松能美保護区保護司会33名
最後に、、、
西川 悟平氏について
ニューヨークを拠点に活動し、カーネギーホールなどで聴衆を熱狂させたピアニスト。
輝かしいキャリアの途中で、突如ジストニアという難病に冒されながらも、懸命なリハビリの末、7本指で再起を果たした奇跡の音楽家。
ようやく動かせるようになった7本指の演奏は、魂を揺さぶる唯一無二の演奏を奏でるようになっていた。
公演で世界を飛び回る傍ら、PanasonicのCMや映画「栞」の主題歌に起用される。
2019年ベストドレッサー賞を受賞。
2021年「東京オリンピック閉会式」で大トリを務め、グランドフィナーレを飾る。
2022年には西川悟平の半生が演出家 成井豊氏の演出による舞台化。西川悟平役をEXILE松本利夫が務める。
世界中から注目を集めるピアニスト。