小松能美保護区保護司会では毎年、協力組織部会と総務部会で社会参加(貢献)活動を実施しています。保護観察の諸活動の充実強化の一環として保護観察対象者に社会貢献する意味を知ってもらう目的で、今年は能美市和田山史跡公園清掃作業を計画しました。
令和4年11月7日(月)秋の澄み切った青空のもと、和田山のふもとにオープンして2年目となる「能美ふるさとミュージアム」前に集合し、説明を聞いた後、小高い和田山に登り、古墳が点在する山の上で忠霊塔や古墳墓周りの落ち葉や草を取り除きました。
今回は、保護観察対象者の参加が得られず、保護司のみでの活動となりました。対象者が社会に貢献することで地域での存在感に目を向けた取り組みではありますが、強制的な参加ではなく自主的な参加としていることもあり、本来の「社会貢献活動」にはなりませんでした。しかし、集まった11名の保護司で実施できたことは、今後の社会貢献活動を継続的に進めていくことへの意味のある活動となりました。対象者が社会の一員として生活していけるように、再犯防止に向けた活動を地道に重ねていきたいと思います。